ところで、「カード」で「ライダー図鑑」とくれば『TOP TRUMPS 仮面ライダー』だろう(←やや強引)…と、丁度新タイトルが出たばかりなので今回はこれをフィーチャーしてみます。
『TOP TRUMPS』シリーズはライダーに限らずレアリティ設定が2段階程度なので自力で揃えるのも案外簡単ですが、その所為かトレードに結びつく要因とはなりにくく、ライダーカードとしても『ガンバライド』や『レンスト』の陰に隠れてイマイチ目立たない存在です。
(最近じゃレアリティ格差が激しいタイトルでなきゃ収集モチベーションが上がらないっていう、歪んだコレクターが多いらしいからね)
正直、ライダー初弾『平成の戦士達Vol.1』発売の頃(2007年8月)は私的評価においても「特に語る処のない」凡打と呼ぶに相応しいシリーズでしたが、これ…弾を重ねるに連れ「将来的に大きく化けるかも知れない」と感じさせるモノになりつつあります。
そのポイントとはたった一つ・・・しかしながら作品別カードシリーズ最大の弱点である処の「番組終盤に登場したキャラクターが網羅されない」・・・ココを補っている点に尽きるかと。
この手の問題では、昔から劇中でゲスト的扱いの怪人が割を食ってしまうケースが多く、近年では「仮面ライダー」を名乗る者でさえ(登場タイミングによっては)カード化の機会を逸してしまっています。
(概ね主人公の最強フォーム以降に登場した場合にこの傾向が強い)
カード商品の宿命と言ってしまえばそれまでですが、これを「キャラクターの収録」という点だけに絞って考えると、後年作品間を跨ぐカードシリーズさえ出せれば“後追い収録”も可能って事であり、『TOP TRUMPS』は正に打って付けの企画だったというワケです。
つまり、これの初弾が評価出来なかった理由は、この時点で既知の「朱鬼」「京介変身体」「ダークカブト(2形態)」が未収録だったからに他なりません。
当初、このシリーズは(他の『TOP TRUMPS』製品を鑑みるに)前者を選ぶのだろうと思っていた処、同年12月には『〜セレクトパック』(以下S.P.)が、そして当月は『〜ディケイドコンプリートコレクション』(以下D.C.C.)がそれぞれ世に出る運びとなりました。
(この微妙に長いインターバルが地味たる所以なのかも知れません)
『S.P.』は流通ルート限定でパック売りのみ、更に新規カードはたった4種…という極めて消極的なタイトルでしたが、一転して今回の『D.C.C.』は全種新規カードで自販機とパックの2販路展開(しかもパラレル有り)…と、ディケイド効果とは言え並々ならぬ本気度が伺えます。
「ライダー図鑑」として見ても、本弾の「アビス」「天鬼」+超・電王勢収録は大変意義のあるものでしょう。
統一された紙面フォーマットで可能な限り多くのキャラクターを追補する事によって、『TOP TRUMPS』は次第にエンサイクロペディア度を増しているのです。
『S.P.』時の収録から漏れたキバ勢が数名『D.C.C.』で収録された事例もありますので、結局現時点で未収録のライダーは「キバ・バッシャー/ドッガ/ドガバキ/飛翔態」「イクサ・セーブ」、更に劇場版から「ネガ電王」「幽汽(2形態)」ってトコでしょうか・・・。
これなら昭和勢とディケイド本編後半、更に新番組『〜W』までを何とか1タイトルにまとめてしまえば、上手い具合に全ライダー網羅・・・も不可能ではない気がします。
Vol.2以降、毎回忘れた頃にリリースされるシリーズですので、次も地味〜に…それでいて内容は「痒いところに手が届く」を体現して欲しいものです。
まぁ、フレーバーに「卑怯もらっきょうも大好物だぜ」を採用しちゃうような(愛ある)制作陣ですから、ささやかな期待をしてても許されるんじゃないか…とは思ってますが。